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  • 美術

新収蔵品選

令和元年度、近現代の絵画・彫刻部門では36点の新収蔵品がありました。内訳は日本画10点、油彩4点、彫刻1点、写真21点となります。
日本画の10点はすべて寄託されていた作品をご寄附いただいたものです。石川の近代日本画を俯瞰したとき、まるでパズルのピースをはめ込むように歴史と系譜の空白を埋めてくれる作品群といえます。当時の日本画家たちの息づかいや、それを支えた所蔵家のこころが感じられます。
油彩画では、昨年度の特別陳列「鈴木治男-共生の森-」に出品された代表作の中から、3点をご寄附いただきました。鈴木治男氏は昭和49年に金沢美大を卒業し、長らく金城大学短期大学部で教鞭を執ってこられ、水や大地、自然をテーマに旺盛に制作を続けています。他には六反田英一氏の《夢見る刻》(第72回二紀展田村賞受賞作)が収蔵されました。
彫刻は1点、吉田三郎の《偵察》をご寄附いただいております。昭和16年、第二次世界大戦を背景に士気高揚の要請に応えた作品です。騎乗する日本兵をモチーフに、文字通り人馬一体ともいえる絶妙なバランスと造形感覚で作られた小品です。
最後は写真21点の紹介です。写真の収蔵は、平成30年度の吉川恍陽に続いて二人目になります。作者の冨岡省三は国展写真部で活躍した石川の代表的な写真家です。生前の撮影について調査を進めてきましたが、国展出品作を中心に代表作を絞り込み、昨年度のご寄附にいたりました。

日時

令和2年6月20日(土)~7月26日(日)

場所

石川県立美術館

料金

要観覧料

リンク

お問い合わせ

石川県立美術館
〒920-0963 石川県金沢市出羽町2-1
[電話番号] 076-231-7580
[FAX] 076-224-9550

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