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文化イベント詳細

「現代漆芸2020」

「漆」の魅力の一つに独特の深い色彩と光沢があげられる。複雑な工程と技術的な修練が求められる中、芸術表現の手段として「漆芸」を選ぶ理由に、この神秘的な輝きに魅了されたことをあげる作家もいる。
芸術的側面から見た日本の漆芸の始まりは、古墳時代(3世紀中頃ー7世紀頃)の副葬品の武具、刀剣類の装飾などが起点と考えられるが、その後に隆盛を迎えた「仏教美術」や、貴族、武家の庇護のもとにつくられた華やかな調度品や工芸品などを見ると、アジア大陸で生まれた漆芸が、歴史や風土の影響を受けながら、日本人の高い技術と美術的感性により日本で独自の発展を遂げたことがうかがえる。
現在では、伝統的漆芸技術を継承しながら、伝統工芸、現代美術それぞれのアプローチで、あらたな表現を目指す多くの作家が活躍し、漆の特性を最大限に生かしながら高い芸術性を追求している。
この展覧会は、伝統工芸、コンテンポラリーの両面から「漆芸」の魅力に触れることを目的とし、伝統的な技術を駆使し最先端の芸術表現を探求しつづける作家の最新の作品を一堂に展示し、現代漆芸の現状への理解を深めようとするものである。

日時

令和2年10月3日(土)~11月29日(日)

場所

金沢市安江金箔工芸館

料金

有料

お問い合わせ

金沢市立安江金箔工芸館
〒920-0831 石川県金沢市東山1-3-10
TEL:076-251-8950 FAX:076-251-8952

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